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    北の映像ミュージアムが開館 400本もの文化遺産を未来へ
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      北海道に関連した映像作品の資料館が9月、札幌に誕生した。さっぽろ芸術文化の館1階にオープンした「北の映像ミュージアム」は、構想から10年を要してようやく関係者の夢が実現したものだが、中でも最大の見ものは、北海道で撮影された400本を数える映画のリストだ。資料作りに奔走した学芸員の高村賢治さん(58)は「今後はこれらの作品を見ることができる環境づくりに力を入れたい」と、さらなる夢に思いをはせた。(札幌支局 藤井克郎)

       9月17日、多くの来賓を迎えて開館セレモニーが開かれた「北の映像ミュージアム」の片隅に、緊張した面持ちの高村さんの姿があった。「10年前からおむつを替えたりミルクをあげたりして、やっとよちよち歩きを始めた、といったところですね。これから何とか成人式まで持っていけたらいいなと思っています」と、力作の「北海道ロケ地マップ100選」を前にしみじみと話す。

       ミュージアム開設に向けた動きは、10年前に始まった。もともとは元北海道新聞の記者で、映画や美術の評論で知られた竹岡和田男さんが、ビデオやポスターなど膨大な映像関連資料を収集していたことにさかのぼる。平成12年に他界した竹岡さんの遺志を継いで、そのコレクションをまとめて展示する施設を作ろうと翌13年、ゆかりの人々が集まって「北の映像ミュージアム」推進協議会が設立された。

       「竹岡さんは北海道でロケが行われた映像についても調べていたが、亡くなった後は誰も継承する人がいなかった。こういうのを発掘するのは重要だし、自分が後を引き継いで調べていたところ、たまたま協議会から一緒にやらないかと声がかかった。竹岡さんの資料をチェックしながら新しい映画も加えていって、今年になって公開された映画も含めると、400本以上のリストになっています」と高村さんは説明する。

      子供のころからの映画ファンで、広告代理店に勤めるかたわら、自主上映会を開いたりミニコミ誌を発行したりしていた高村さんが竹岡さんと出会ったのは、竹岡さんが北海道新聞の学芸部長をしていたころだった。勧められて映画の記事を書くようになったが、高村さんは「若手を発掘しようと温かい目で見てくれていた。私を育ててくれた方です」と振り返る。

       だが、北海道ロケ地調査は予想以上に大変な作業だった。映画を見てクレジットに出ている地名を手がかりに調べていくのだが、撮影地点までたどり着くのに相当な時間を要することもあった。新聞の縮刷版を繰って、何月にどこどこでロケが行われたという記事を見つけても、タイトルが公開時とは違う場合もある。層雲峡が舞台の「死闘の伝説」(木下恵介監督、1963年)という映画は役場でもロケ場所がわからず、スタッフを送迎した人を見つけてやっと突き止めることができたという。

       「フィルムが残っていなかったり、あるいはあっても見られない映画も多い。何とか170〜180本は見ましたが、残りは見ることができない。『夏子の冒険』(中村登監督、1953年)なんてぜひ見てみたいが、製作した松竹にもフィルムがないんです」

       こうして調査した約400本の中から高村さんが選び抜いた100本を北海道の地図上に落とし込んだのが、ミュージアムの入り口脇に展示されている「北海道ロケ地マップ100選」だ。地域に偏りが出ないよう満遍なく網羅したというが、「好みの作品も入れさせてもらいました」と打ち明ける。

      「『社長忍法帖』(松林宗恵監督、1965年)、『その人は昔』(松山善三監督、1967年)、『阿寒に果つ』(渡辺邦彦監督、1975年)などがそうですね。なにせ400人の生徒の中から100人を選び出すわけですから、えこひいきも入ってきます。『社長忍法帖』なんか、藻岩山から札幌市全域を撮っていて、ビルが全然ない穏やかな札幌の街がフィルムに残っている。このリストで、自分の町でこんな作品が撮られたという郷土愛、町の歴史や遺産というものを再確認してもらえればと思いますね」

       ミュージアムにはほかにも、黒澤明監督が札幌で撮影した「白痴」(1951年)について記した直筆の手紙や、1970年代の古い映写機などを展示。さらに竹岡さんのコレクションの一部として映画関係の本や資料が書棚に並ぶ。

       また北海道ゆかりの映画人として、俳優の森雅之、高峰秀子、高橋恵子、監督では小林正樹、工藤栄一らが紹介されているが、「ほかにも佐分利信、千秋実、西村晃、水谷豊と、紹介したい北海道の映画人はいっぱいいる。2、3カ月ごとに展示を替えていきたい」という。

       ミュージアムの理事長兼館長で小説家の小檜山博さんは「ロケ作品が400本以上というのは東京の次に多いらしく、いかに北海道の風景や自然が大きくて美しいかの証拠です。映像というのはその時代、その地方の風俗、生活、社会を映す歴史の証言者でもある。北海道の文化の柱としてこのミュージアムを育てていってもらえればと思います」と話す。

      また、竹岡さんの妻でミュージアムの副理事長を務める画家の竹岡羊子さんは開館セレモニーで、「長い間、夢に見て待ち望んだ日がやってきました。最初からのメンバーの心のうちには言葉にならないいろんな思いが去来しています。世界の映像文化を語る上で、日本の中の北海道は大事な位置にある。みなさんとご一緒に北海道の映像文化を進めていきたい」と、感謝の言葉を述べた。

       「北海道を描いた映画は必然的に北海道じゃないとだめというのが多いのですが、それが監督さんの目なんだと思う。『日本女侠伝 真赤な度胸花』(降旗康男監督、1970年)のラストでは、太平洋岸の絶壁の上を藤純子が馬に乗って駆けていくシーンを空撮している。それくらいじゃないと北海道の自然には負けてしまうんです」と話す高村さんは、今後は映像ライブラリーも充実させたいという。

       「映画会社も温かい目でとらえて、商売としてやるのではなく、ぜひ許可してほしいですね。貴重な映像文化資料として後々まで残すということを誰かがしないと、と思っています」



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